100均テープと新聞紙で簡単!軽くて丈夫な手作り組み立て棒の作り方
導入
特別な道具や高価な材料を使わず、ご家庭にある新聞紙と100円ショップなどで手に入るテープだけで、軽くて丈夫な棒を手作りするアイデアをご紹介します。この手作り棒は、複数本作成して組み合わせることで、様々な立体的なものを作り上げることができます。例えば、簡易的な秘密基地や小さな家、乗り物の骨組みなど、創造力次第で様々な形に組み立てて遊ぶことが可能です。材料費をほとんどかけずに、作る過程と組み立てて遊ぶ過程の両方を楽しむことができる手軽な工作です。
必要な材料
この手作り棒を作るために必要な材料は以下の通りです。 * 新聞紙:作りたい棒の本数に応じて準備します。古新聞で問題ありません。 * テープ:ガムテープ、クラフトテープ、または幅が広めのOPPテープなどが適しています。100円ショップで入手可能です。セロハンテープでも可能ですが、強度や巻きやすさを考慮すると幅広のものが扱いやすいでしょう。 * はさみ:テープを切る際に使用します。
作り方
ここでは、基本的な手作り棒の作り方と、棒を繋ぐ方法をご説明します。
手作り棒(ストレートタイプ)の作り方
新聞紙1枚(広げた状態)を使って、1本の丈夫な棒を作ります。 1. 新聞紙を広げ、短い方の辺の一つを手前にして置きます。 2. 手前側の角を少しだけ内側に折り込みます。これは、巻き始めを厚くすることで芯を安定させるためです。 3. 折り込んだ部分から、新聞紙全体を斜めにきつく巻き込んでいきます。鉛筆などの細い棒を芯にして巻き始めると、最初が巻きやすくなります。芯は巻き込みながら抜いて構いません。 4. 最後まで巻き終えたら、巻き終わりが緩まないようにしっかりと押さえます。 5. 巻き終わり部分にテープを巻きつけ、固定します。新聞紙全体がバラけないように、端から端まで等間隔にテープをらせん状に巻きつけると、より丈夫になります。特に両端はしっかりテープで補強してください。 6. 好みの本数だけ繰り返して棒を作成します。新聞紙の枚数や巻き方によって、棒の太さや硬さが変わります。色々な太さの棒を作ってみるのも良いでしょう。
棒を繋ぐ方法
作った棒を組み合わせて立体を作るためには、棒同士を繋ぐ必要があります。ここでは簡単な繋ぎ方をいくつかご紹介します。
方法1:テープで固定する * 2本の棒を繋ぎ合わせたい角度で配置します。 * 繋ぎ目が動かないように押さえながら、テープをしっかりと巻きつけて固定します。複数回巻きつけるとより丈夫になります。 * 十字やL字、T字など、様々な角度で繋ぐことが可能です。
方法2:新聞紙を使ったジョイントパーツで繋ぐ * 新聞紙を小さくカットし、緩めに丸めて筒状のジョイントパーツを作ります。または、棒を作る工程で、敢えて緩めに巻いた太い棒をジョイント用として用意します。 * 繋ぎたい棒の端を、この筒状のジョイントパーツに差し込み、テープで固定します。 * ジョイントパーツを使うと、比較的簡単に同じ角度で複数本の棒を繋ぐことができます。
完成イメージと遊び方
手作り棒が複数本完成したら、それらをテープやジョイントで繋ぎ合わせ、様々な形を作って遊ぶことができます。 例えば、 * 四角く組んで壁に見立て、何本か組み合わせれば簡易的な部屋や基地のようなものができます。 * 長さを変えて組み、乗り物の形を作ってみる。 * 規則的に繋いで、不思議な幾何学模様のオブジェを作る。 軽くて扱いやすいため、小さなスペースでも組み立てて楽しめます。完成した「作品」の中で遊んだり、作ったものを動かしてみたりと、遊びの幅が広がります。
コツやアレンジのヒント
- きつく巻く: 新聞紙を巻く際は、できるだけきつく巻くことが丈夫な棒を作るための最大のコツです。緩いとフニャフニャになってしまいます。
- テープの選び方と使い方: ガムテープやクラフトテープは粘着力が高く、強度も出やすいですが、貼ったり剥がしたりしにくい場合があります。OPPテープや養生テープは比較的剥がしやすく、仮止めにも使えますが、強度が必要な部分には重ねて貼るなどの工夫が必要です。全体にらせん状に巻くことで、棒のどの部分も丈夫になります。
- 色付け: 完成した棒に絵の具や色鉛筆などで色を塗ったり、カラーテープを巻いたりすると、より華やかでオリジナリティのある作品になります。
- 補強: より強度が必要な部分には、新聞紙を重ねて太く巻いたり、テープを厚く巻いたりしてください。
注意点
- はさみを使用する際は、手指を切らないように十分注意してください。
- カッターナイフは新聞紙やテープのカットに便利ですが、使用する際は必ず保護者の管理のもと、安全な場所で慎重に扱ってください。
- 作ったものが壊れた際、新聞紙の端やテープの粘着部分で怪我をしないように注意してください。
- あまり高く積み上げたり、不安定な構造物を作ったりすると倒れる危険があります。安全な範囲内で組み立て、遊んでください。
- 強度には限界があります。強く叩いたり、重いものを乗せたりすると破損する可能性があります。
まとめ
新聞紙とテープという身近な材料だけで、アイデア次第で様々なものを形にできる手作り棒の作り方をご紹介しました。材料の入手のしやすさと、作ってからも組み立てて遊ぶという二段階の楽しさがあり、非常に手軽でありながら創造性を刺激する遊びです。ぜひ、ご家庭にある材料を活用して、手作り遊びを楽しんでみてください。