食品トレーと身近な材料で簡単!組み合わせて遊べる手作りビー玉コース
食品トレーが変身!手軽で楽しいビー玉コース作り
家庭で使い終わった食品トレーは、工夫次第で楽しいおもちゃの材料になります。今回は、食品トレーを主な材料として使用し、ビー玉を転がして遊ぶオリジナルのコースを手作りする方法をご紹介します。特別な道具は必要なく、身近にある材料で簡単に作ることができます。作ったパーツは自由に組み合わせられるため、何度でも新しいコースを作り直して楽しむことが可能です。材料費もほとんどかからず、手軽に始められる点が魅力です。
必要な材料
手作りビー玉コースの製作に必要な材料は以下の通りです。
- 食品トレー: 複数枚(果物や野菜、精肉などのトレー。ある程度の深さや厚みがあるものが扱いやすいですが、浅いものでも使用可能です)
- ハサミ: 食品トレーを切り出すために使用します。
- セロハンテープまたは透明粘着テープ: パーツ同士を繋ぎ合わせるために使用します。
- 転がすもの: ビー玉、スーパーボール、ペットボトルキャップなど、コースを転がるサイズのものを用意します。
(必要に応じて準備するもの) * 両面テープ、木工用ボンド: テープよりも強力に接着したい場合に使用します。 * ダンボール、厚紙: コースの土台として安定させたり、高低差をつけたりする場合に使用します。 * 油性ペン、絵の具、折り紙など: コースを装飾する場合に使用します。
作り方
食品トレーを使ったビー玉コースの作り方をステップごとに説明します。
ステップ1:食品トレーの準備
- 使用する食品トレーは、きれいに洗い、完全に乾燥させてください。油分や水分が残っていると、テープが剥がれやすくなることがあります。
- 複数の食品トレーを用意し、作業スペースを確保します。
ステップ2:コースパーツの切り出し
食品トレーからコースのレールとなるパーツを切り出します。トレーの形状を活かすと効率的です。
- 直線レール: トレーの底面や側面の平らな部分を、幅2〜3cm程度の帯状に切り出します。側面の立ち上がり部分をそのまま使うと、ビー玉が落ちにくいレールになります。
- カーブレール: トレーの角の丸い部分や、側面を湾曲させて切り出すことで作ります。ビー玉がスムーズに曲がれるような緩やかなカーブを意識します。
- 坂道パーツ: トレーの底面や側面を幅広に切り出し、折り目をつけたり、ダンボールなどの土台に固定したりして傾斜をつけます。
- 合流・分岐パーツ: 複数のレールを繋げたり、コースを分けたりするためのパーツです。直線パーツなどを組み合わせてT字型やY字型に成形します。
- 穴あきパーツ(ゴールなど): トレーの一部にビー玉が落ちるサイズの穴を開けます。
ステップ3:パーツの加工(任意)
切り出したパーツの縁が気になる場合は、セロハンテープなどを貼って補強したり、なめらかにしたりします。また、コースに色を塗ったり、絵を描いたりして装飾することも可能です。
ステップ4:コースの組み立て
切り出したパーツを組み合わせて、オリジナルのコースを作ります。
- 繋ぎ合わせたいパーツの端同士を合わせます。
- 合わせた部分の上から、セロハンテープをしっかりと貼って固定します。内側からもテープを貼るとより頑丈になります。
- 直線、カーブ、坂道などを組み合わせて、スタートからゴールまでのコースを自由に作成していきます。
- 高低差をつけたい場合は、ダンボール箱の上に乗せたり、積み上げた本などを土台にしたりしてパーツを固定します。ダンボールを傾斜させて坂道を作ることもできます。
- パーツの繋ぎ目に隙間があるとビー玉が引っかかったり落ちたりするので、テープでしっかりと塞ぎます。
ステップ5:動作確認と調整
組み立てたコースにビー玉を転がしてみて、スムーズにゴールまで転がるか確認します。ビー玉が止まったり、コースから落ちてしまったりする場合は、パーツの角度や繋ぎ方を調整します。
完成イメージと遊び方
完成したビー玉コースは、食品トレーの素材感を活かしたユニークな見た目になります。作ったコースでビー玉をスタート地点から転がし、ゴールまで無事にたどり着くかを楽しむことができます。パーツの組み合わせ方次第で、簡単な直線コースから、複数の坂道やカーブ、分岐点がある複雑な立体コースまで、様々な難易度のコースを作成可能です。ビー玉だけでなく、スーパーボールやペットボトルキャップなど、転がるものによってスピードや動きが変わるのも面白い点です。
コツやアレンジのヒント
- 多様なトレーを活用: 深さのあるトレーや、底面に凹凸があるトレーなど、様々な形状の食品トレーを使うと、ユニークなパーツが作れます。
- 他の材料との組み合わせ: トイレットペーパーの芯をトンネルにしたり、牛乳パックを土台に使ったりと、家にある他の材料を組み合わせてコースのバリエーションを増やせます。
- テーマを決める: 動物園、宇宙、街など、テーマを決めてコースを装飾すると、より楽しくなります。
- タイムアタックや競争: 同じコースでタイムを計ったり、複数のコースを用意して競争したりすると、遊びの幅が広がります。
注意点
- ハサミを使用する際は、指を切らないように十分に注意してください。
- ビー玉やスーパーボール、ペットボトルキャップなど、転がす小さな材料は、小さなお子さんが誤って口に入れてしまわないよう、必ず保護者の目の届く範囲で使用し、遊んだ後はすぐに片付けてください。
- テープの貼り方が弱いと、コースの途中でパーツが外れてしまうことがあります。しっかりとテープで固定してください。
- 火気の近くでの使用は避けてください。
まとめ
使い終わった食品トレーが、簡単に楽しいビー玉コースに変身するアイデアをご紹介しました。家にあるもので手軽に始められ、使う食品トレーの種類や組み合わせ方次第で、様々な形状のコースを自由に作ることができます。手先の運動能力を養いながら、どのようにパーツを組み合わせればビー玉がスムーズに転がるかを考えることで、創造性や問題解決能力を育む機会にもなります。ぜひ身近な食品トレーを活用して、オリジナルのビー玉コース作りを楽しんでみてください。