ペットボトルと身近な材料で簡単!手作り水鉄砲の作り方
ペットボトルと身近な材料で手作り水鉄砲
水を使った遊びは、多くの方にとって夏の楽しい思い出の一つです。市販品の水鉄砲も良いですが、身近な材料を使って自分で作る水鉄砲には、また違った面白さがあります。今回は、空になったペットボトルやストローなど、家庭にあるものや100円ショップで手軽に入手できる材料だけを使って、簡単な水鉄砲を作る方法をご紹介します。特別な工具はほとんど必要なく、手軽に取り組めるアイデアです。
必要な材料
- 500ml程度のペットボトル(炭酸飲料用など、比較的丈夫なものが適しています):1本
- ストロー:数本(直径5mm程度のものと、それより少し太いものがあると良いでしょう)
- 輪ゴム:1〜2個
- ビニールテープまたは粘着力の強いテープ
- キリまたは穴あけパンチ(ペットボトルのフタに穴を開けられるもの)
- ハサミ
- (必要に応じて)竹串や細長い棒(ストローをペットボトルに差し込む際に使用)
詳しい作り方
手作り水鉄砲の作り方は、以下の手順で行います。それぞれの工程を丁寧に進めることで、スムーズに完成させることができます。
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ペットボトルの準備:
- 使用するペットボトルをきれいに洗い、しっかりと乾かします。飲料の残りなどが残っていると衛生的ではありません。
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フタに穴を開ける:
- ペットボトルのフタの中央付近に、キリや穴あけパンチを使って穴を開けます。
- 穴の大きさは、用意したストロー(発射口となる細めのもの)がぴったりと通るくらいが理想的です。あまり大きすぎると水漏れの原因になります。
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発射口ストローの準備:
- 用意したストローのうち、発射口として使う細めのストローを1本準備します。
- このストローを、先ほど穴を開けたフタに通します。ペットボトルの底近くまで届くくらいの長さに調整してカットしておくと、より多くの水を吸い上げやすくなります。
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水漏れ防止対策:
- フタに通したストローの、フタとの隙間をビニールテープなどでしっかりと塞ぎます。
- フタの内側と外側の両方から隙間なくテープを貼り付けることで、水漏れを防ぎ、水圧を保つことができます。
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ペットボトル本体に穴を開ける(吸水口):
- ペットボトル本体の底から3cm〜5cmほど上の側面に、小さな穴をいくつか開けます。これが水を吸い込む「吸水口」となります。
- 穴の大きさは、ピストンとして使用する少し太めのストローがスムーズに通るサイズにします。今回は、ピストン用ストローの外径に合わせてキリなどで穴を開けます。穴の数は2~3個程度が目安です。
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ピストンストローの準備:
- ピストンとして使用する、先ほど吸水口のサイズに合わせた少し太めのストローを準備します。
- このストローの先端(ペットボトル内部に入る側)に輪ゴムを巻き付けます。輪ゴムの量は、ペットボトルの内壁との間にほどよい摩擦が生じ、スムーズに動かしつつも水が漏れにくい程度に調整します。
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組み立て:
- フタにストローを通したものを、ペットボトル本体に取り付けます。しっかりと締めこんでください。
- ペットボトル本体の吸水口に開けた穴から、ピストンストローを差し込みます。
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完成:
- ピストンストローを奥まで差し込めば、手作り水鉄砲の完成です。
完成イメージと遊び方
完成した水鉄砲は、水を入れたバケツや洗面器などに吸水口を沈めて使用します。ピストンストローをゆっくりと引き抜くと、吸水口からペットボトル内部に水が吸い上げられます。そして、ピストンストローを勢いよく押し込むと、フタから伸びた発射口ストローの先端から水が飛び出します。
構造はシンプルですが、ピストンの動きによって水を吸い上げ、押し出すという水鉄砲の基本的な仕組みを体験することができます。庭や公園など、水を使える場所で安全に楽しんでください。
作る際のコツ・アレンジ
- フタの穴とストローの太さは、隙間が少ないほど水漏れしにくく、勢いよく水が出やすくなります。
- テープでの水漏れ防止は、特に丁寧に行うことが成功の鍵です。防水テープなどを使用するのも効果的です。
- ペットボトルのサイズを変えたり、吸水口の位置や数を調整したりすることで、水の吸い上げ方や飛び出し方がどのように変わるか試してみるのも面白いでしょう。
- ストローに色を塗ったり、ペットボトルに絵を描いたりして、オリジナルのデザインにアレンジするのも楽しい作業です。
注意点
- キリやハサミを使用する際は、怪我をしないよう十分に注意してください。小さなお子様と一緒に作る場合は、大人が作業を行うか、必ず見守ってください。
- 完成した水鉄砲の先端を人や動物に向けたり、目に向けて水をかけたりすることは大変危険ですので絶対にしないでください。
- 遊ぶ際は、周囲に人がいないか、濡れて困るものがないか確認し、安全な場所を選んでください。
- 濡れても良い服装で行い、遊んだ後は体を冷やさないように注意してください。
まとめ
ペットボトルと身近な材料だけで、簡単で楽しい水鉄砲を作ることができます。構造もシンプルなので、どのように水が移動して飛び出すのかを観察するのも良い経験になります。手作りならではの温かみを感じながら、安全に気をつけつつ、夏の水遊びを楽しんでいただければ幸いです。