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牛乳パックと100均輪ゴムで簡単!パクパク動く手作りおもちゃの作り方

Tags: 手作りおもちゃ, 牛乳パック, 輪ゴム, リサイクル工作, 簡単DIY

導入

身近な材料を活用して作る手作りおもちゃは、特別な道具や費用をかけずに製作できる点が魅力です。今回は、多くの家庭にある牛乳パックと、安価に入手できる100円ショップの輪ゴムを用いた、口がパクパクとユニークに動く手作りおもちゃの製作方法をご紹介します。シンプルな構造ながら、工夫次第で様々なデザインに仕上げることが可能で、完成後は楽しく遊ぶことができます。

必要な材料

本記事でご紹介する手作りおもちゃの製作に必要な材料は、以下の通りです。これらの多くは、ご家庭にあるものや、100円ショップで容易に入手できるものです。

作り方

手作りパクパクおもちゃの具体的な作り方を、順を追ってご説明します。

  1. 牛乳パックをカットする:

    • まず、牛乳パックの底から約10cm〜12cm程度の高さで、パックを一周するように線を引き、はさみでカットします。これが本体部分になります。
    • カットしたパックの、注ぎ口とは反対側の面に、底から約2cm〜3cmの高さで水平に線を引きます。さらに、その線から上に約5cm〜6cmの高さで平行に線を引きます。
    • 次に、パックの側面の中央あたりに、先ほど引いた2本の水平線をつなぐ垂直な線を引きます。これをパックの四隅にも同様に引きます。これで、側面に4つの長方形の枠ができる状態になります。
    • カッターナイフを使用し、引いた線の内側(長方形の枠の内側)を丁寧に切り抜きます。この開口部が、完成後に内側が見える窓のような役割を果たします。側面の4面すべてに同様の開口部を作ります。
  2. 口になる部分の準備:

    • パックの底部分を使用します。底の折り目を境に、底面と側面が分かれている部分があります。この折り目に沿ってカッターナイフで切り込みを入れ、底面がパカパカと開く状態にします。完全に切り離すのではなく、一辺だけつながった状態にします。これが口の「下あご」部分になります。
    • 次に、パックの側面(底面につながっていない側)に、パックの幅の中央を通るように縦に線を引きます。この線に沿って、パックの底からパックの開口部(手順1で切り抜いた窓)の少し下まで、はさみで切り込みを入れます。この切り込みが、輪ゴムを取り付けるためのガイドになります。パックの4面すべてに同様の切り込みを入れます。
  3. 輪ゴムを取り付ける:

    • 手順2で入れた切り込みを利用して、輪ゴムを取り付けます。輪ゴムを二重または三重にすると、パクパクの動きがより強くなります。
    • パックの一方の側面の切り込みに輪ゴムの片側をかけます。輪ゴムをパックの内側を通して、反対側の側面の同じ高さの切り込みにかけます。これをパックの前後左右、合計2か所で行います。輪ゴムは、パックの底面(下あご)の下を通るように配置します。
    • 輪ゴムが外れないように、切り込みの周囲をセロハンテープでしっかりと固定します。
  4. 動作の確認と調整:

    • パックの上部を持ち、底面(下あご)を指で押してみてください。輪ゴムの力で下あごが開き、指を離すと閉じることを確認します。パクパクとスムーズに動けば成功です。
    • 動きが鈍い場合は、輪ゴムの本数を増やしたり、より伸縮性の高い輪ゴムを使用したり、輪ゴムをかける位置を調整したりしてみてください。
  5. 飾り付け:

    • 油性ペンや色鉛筆などで、おもちゃの表面に顔や模様を描きます。動物やキャラクター、乗り物など、自由にデザインを考えてみましょう。
    • 折り紙やフェルト、布などをカットして貼り付けると、立体的な飾り付けができます。耳や目、髪の毛などを工夫して貼り付けましょう。木工用ボンドや手芸用ボンドを使用すると、しっかりと接着できます。
    • パックの切り抜いた開口部から、内側が見えるようになっています。ここに絵を描いたり、別の素材を貼ったりするのも面白いでしょう。

完成イメージと遊び方

完成したおもちゃは、パックの上部を持つことで口(底面)がパクパクと開閉する状態になります。指や別の道具で下あご部分を軽く叩くと、リズミカルに口を動かすことができます。

このパクパクおもちゃは、様々な遊び方に活用できます。 * パクパクおしゃべり: おもちゃの口を動かしながら、声を出しておしゃべりする遊びです。動物の鳴き声を真似したり、物語を作ったりと想像力を働かせることができます。 * パクパク食べ物キャッチ: 小さなボールやビーズなどを、おもちゃの口でキャッチする遊びです。距離や高さを変えて難易度を調整できます。 * パクパク人形劇: 複数のおもちゃを作って、それぞれのキャラクターを設定し、人形劇のように遊ぶことができます。

コツやアレンジのヒント

注意点

まとめ

牛乳パックと輪ゴムという手軽な材料から生まれる、パクパクと動く手作りおもちゃは、簡単に製作できて奥深い遊びが楽しめるアイデアです。材料費を抑えながら、お子様と共に創造性を発揮し、世界に一つだけのおもちゃを作り上げる時間は、かけがえのない体験となるでしょう。完成したおもちゃを使って、ぜひ様々な遊び方を試してみてください。