100均フェルトと身近なもので簡単!縫わずに作れるふわふわマスコットの作り方
縫わずに手軽に作るふわふわマスコットの魅力
今回は、手芸の経験がない方でも気軽に挑戦できる、縫わずに作るふわふわマスコットのアイデアをご紹介します。主な材料は100円ショップで購入できるフェルトと、ご家庭にある不用品。針や糸を使わないため、小さなお子様と一緒に楽しむことも可能です。材料費を抑えながら、オリジナリティ溢れるかわいらしいマスコットを完成させることができます。完成したマスコットは、お部屋の飾りとしてはもちろん、ごっこ遊びの道具としても活用できます。
必要な材料
縫わずに作るふわふわマスコットに必要な材料は以下の通りです。
- フェルト:
- 土台となるマスコット本体の色、顔のパーツや飾り付け用の色を数種類用意します。100円ショップで様々な色がセットになったものや、大きなサイズのものが入手可能です。
- ボンドまたは両面テープ:
- フェルト同士を貼り合わせるために使用します。手芸用ボンドや布用ボンドが適していますが、強力な両面テープでも代用可能です。
- マスコットの中身:
- 手芸用綿が一般的ですが、古くなったタオルやTシャツなどの布を細かくちぎったり、はさみで切ったりしたものも代用できます。
- ハサミ:
- フェルトを切るための一般的なハサミ。細かいパーツを作る場合は、小さなハサミがあると便利です。
- チャコペンやフリクションペンなど:
- フェルトに形や下書きを描くために使用します。時間が経つと消えるものや、摩擦で消えるものが跡が残らずきれいに仕上がります。
- 厚紙または紙:
- マスコットの型紙を作るために使用します。お菓子の箱やチラシの裏などで十分です。
- ペンまたは鉛筆:
- 型紙やフェルトに線を描くために使用します。
詳しい作り方
縫わないふわふわマスコットの作り方をステップごとに説明します。
- 型紙を作る:
- 厚紙や紙に、作りたいマスコットの形を描きます。動物、星、ハート、お花など、好きな形で構いません。シンプルで丸みのある形が貼り合わせやすくおすすめです。描いた線をハサミで切り取ります。これがマスコット本体の型紙になります。
- フェルトを裁断する:
- 本体用のフェルトの上に型紙を置き、チャコペンなどで型紙の外側に沿って線を引きます。マスコット本体は同じ形が2枚必要なので、フェルトを二つ折りにして切るか、型紙を使って2枚分線を引いてから切ります。線の上を正確にハサミで切ります。
- 顔や飾りパーツを作る:
- 別の色のフェルトを使って、目、鼻、口、耳、手足、お腹の模様など、マスコットに付けたい顔や飾りのパーツを自由にデザインし、ハサミで切ります。小さなパーツは特に慎重に作業します。
- 顔や飾りを本体に貼る:
- 本体用のフェルト1枚の、表になる面に、ステップ3で作った顔や飾りパーツをボンドまたは両面テープで貼り付けます。ボンドを使う場合は、つけすぎに注意し、はみ出さないように少量ずつ塗ります。
- 本体を貼り合わせる:
- 顔や飾りを付けた本体のフェルトともう1枚の本体用のフェルトを重ね合わせます。中に入れる綿(または古布)の詰め口として、本体の下部分など5cm程度の範囲を残し、それ以外の外周部分にボンドまたは両面テープを塗ります。
- ボンドの場合は、フェルトの端から少し内側に塗ると、乾いたときにはみ出しにくくなります。両面テープの場合は、フェルトの端に沿ってしっかりと貼ります。
- ボンドまたは両面テープを塗った部分を、フェルトがずれないように丁寧に貼り合わせ、指でしっかりと押さえて圧着します。ボンドの場合は完全に乾くまで待ちます。
- 中身を詰める:
- 本体の貼り合わせていない詰め口から、綿または細かくした古布を詰めます。マスコット全体に均等に、かつふっくらと膨らむように、箸やピンセットなどを使って奥までしっかりと詰めます。詰めすぎると形が崩れる場合があるので、様子を見ながら調整します。
- 詰め口を閉じる:
- 中身を詰め終わったら、残しておいた詰め口にもボンドまたは両面テープを塗り、しっかりと貼り合わせます。ここもきれいに閉じると仕上がりが美しくなります。
完成イメージと遊び方
完成したふわふわマスコットは、手のひらサイズでぷっくりとしたかわいらしい姿になります。好きな動物を複数作って並べたり、おとぎ話のキャラクターに見立ててごっこ遊びに使ったり、お部屋の棚や机の上に飾ったりと、様々な方法で楽しむことができます。軽くて柔らかいので、小さなお子様でも安全に遊ぶことができます。
コツとアレンジのヒント
- 貼り付けのコツ: ボンドを使う際は、完全に乾く前に触るとずれたり剥がれたりしやすいので注意が必要です。急ぐ場合は両面テープを使うとすぐに次の工程に進めます。
- 形のアレンジ: 基本の丸や四角だけでなく、少し複雑な動物や乗り物の形にも挑戦できます。型紙を工夫するとバリエーションが広がります。
- 飾りのアレンジ: ボタンやビーズを縫い付けずにボンドで貼ったり、刺繍糸をボンドで貼り付けて髪の毛や模様にしたりするのもおすすめです。布用のペンで顔の表情を描き入れることもできます。
- 音が出るマスコット: 中に綿と一緒にプラスチック製の鈴や、プラスチックビーズなどを少量入れると、振ると音が鳴る楽しいマスコットになります。
- キーホルダーにする: マスコット本体を貼り合わせる際に、キーホルダーの金具を挟み込んで貼り合わせると、バッグなどに付けられるキーホルダーとしても使用できます。この際、金具を挟む部分は補強のためにフェルトを二重にしたり、しっかりとボンドや両面テープをつけたりすることが大切です。
注意点
- ハサミを使う際は、指を切らないように注意して作業してください。小さなお子様が使用する場合は、保護者の方が付き添うか、安全なハサミを使用してください。
- ボンドを使用する際は、換気を十分に行い、目や口に入らないように注意してください。
- 小さなボタンやビーズを飾りに使用する場合、特に小さなお子様が遊ぶ際には誤飲の危険性がないか十分に注意してください。心配な場合は、顔のパーツはフェルトだけで作るか、刺繍糸で表現するなど、取れやすい小さな飾りは避けるようにしてください。
- 完成したマスコットは洗濯には向きません。汚れた場合は、固く絞った布で優しく拭くようにしてください。
まとめ
100円ショップで手軽に手に入るフェルトと、ご家庭にある不用品を活用することで、針や糸を使わずに簡単にかわいいふわふわマスコットを作ることができます。使う材料やデザインを工夫すれば、世界に一つだけのオリジナルマスコットが完成します。手軽に始められる手作りとして、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。