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100均ダンボールとペットボトルキャップで簡単!輪ゴムの力で走る手作り車の作り方

Tags: 手作りおもちゃ, ダンボール工作, ペットボトルキャップ, 輪ゴム, リサイクル工作

輪ゴムの力で走る手作り車のアイデア

身近にある材料を活用して、簡単かつユニークな手作りのおもちゃを作ることは、創造性を育む楽しい時間となります。今回は、100円ショップなどで手軽に入手できるダンボールと、普段なら捨ててしまうペットボトルキャップ、そして輪ゴムを使って、輪ゴムの力で前に進む手作り車を作るアイデアをご紹介します。特別な工具は不要で、手順もシンプルですので、ぜひ挑戦してみてください。完成した車を実際に走らせてみるのは、手作りならではの大きな喜びとなります。

用意するもの

作り方

以下の手順で手作り車を組み立てていきます。各工程を丁寧に進めることが、スムーズに動作する車を作るポイントです。

  1. 車体部分の準備

    • ダンボールに車のボディの形を鉛筆で描きます。長方形を基本とし、前後に少し長さを出すと作りやすいでしょう。幅はペットボトルキャップの直径よりも少し狭くすると、車輪がボディに当たらないようにできます。
    • 描いた線に沿って、ハサミまたはカッターナイフでダンボールをカットします。車体は2枚同じ形のものを用意し、補強のために貼り合わせるのがおすすめです。
    • 車体の底面となる部分にもう一枚ダンボールを用意します。これは車軸を通すためのガイドと補強になります。
  2. 車軸とタイヤの準備

    • 竹串やストローを、車体の幅よりも少し長いサイズに2本カットします。これが前後の車軸になります。
    • ペットボトルキャップの中央にキリやドライバーを使って穴を開けます。竹串やストローが通るくらいのサイズにします。キャップの種類によっては穴が開けにくい場合がありますので、安全に十分配慮してください。
    • 開けた穴に車軸を通し、キャップが車輪として回転するようにします。キャップが車軸から抜け落ちないよう、キャップの外側から竹串やストローの先端にセロハンテープを巻いたり、ボンドで少し太くしたりする方法があります。
  3. 車体への車軸取り付け

    • 車体の底面となるダンボールに、前後の車軸を通すための穴(または切り込み)を2箇所開けます。位置は車体の前後から均等な距離になるようにすると、バランスが良くなります。穴は車軸の太さに合わせて開け、車軸が固定されすぎず、ある程度自由に回転できるように調整します。
    • 車体の底面ダンボールに車軸を通し、車体のボディ部分に木工用ボンドや両面テープで貼り付けます。車軸がまっすぐになるように注意してください。
  4. 輪ゴムをかけるフックの作成

    • ダンボールの切れ端を使って、輪ゴムを引っ掛けるための小さなフックを2つ作ります。コの字型や、穴を開けて輪ゴムを通せるような形が良いでしょう。
    • フックの一つを車体の後部に取り付けます。もう一つのフックは、前方の車軸(タイヤ)に固定します。車軸に固定するフックは、輪ゴムの力で車軸が回転するようにするための重要な部分です。車軸に巻き付けたり、車軸と連動する別の部品に固定したりする方法があります。今回は、前車軸に直接小さくカットしたダンボール片などをボンドで固定し、そこに輪ゴムを引っ掛けるシンプルな方法を想定します。
  5. 動力輪ゴムの取り付け

    • 後部のフックと前方の車軸に固定したフック(または車軸自体)に輪ゴムを引っ掛けます。輪ゴムはピンと張るように、本数を調整します。複数本使うとより強力な動力になります。
    • 輪ゴムを前車軸に固定したフックや軸に巻き付けます。これがエネルギーを蓄える工程になります。車を後ろに引いてタイヤを回転させると、輪ゴムが巻き付いてねじれていきます。
  6. 最終調整と装飾

    • 各パーツがしっかり固定されているか確認します。必要に応じてボンドやテープで補強します。
    • これで基本的な輪ゴム動力車は完成です。色を塗ったり、窓や模様を描いたりして、自由に装飾を楽しむことができます。

完成イメージと遊び方

完成した手作り車は、シンプルな構造ながら、輪ゴムに蓄えられたエネルギーで前に進む仕組みを視覚的に理解できるおもちゃとなります。輪ゴムを十分に巻き付けて地面に置くと、勢いよく走り出します。 走らせる場所を変えたり、輪ゴムの本数や巻き付け方を変えたりすることで、走行距離やスピードが変化する様子を観察するのも面白いでしょう。

コツとアレンジ

注意点

まとめ

ダンボールとペットボトルキャップという身近な材料から、輪ゴムの力で走るという物理の原理を体感できる手作り車が完成します。作る工程はもちろん、完成した車を走らせて試行錯誤する過程も、手作りの醍醐味です。材料費も安価に抑えられるため、気軽に試すことができます。ぜひ、オリジナルの輪ゴム動力車を作って、その走りを体験してみてください。