おうち遊びクリエイター

100均輪ゴムとダンボールで!音が出る手作りギターの作り方

Tags: ダンボール工作, 手作り楽器, 輪ゴム遊び, リサイクル工作, 100均工作

はじめに

身近な材料で手軽にものづくりを楽しみたいと考える場合、家庭にある不用品や安価な100円ショップの材料は非常に役立ちます。今回は、ダンボールと輪ゴムというシンプルな材料を組み合わせて、音を出すことができる手作りギターの製作方法をご紹介します。特別な工具はほとんど必要なく、どなたでも挑戦しやすいアイデアです。

必要な材料

詳しい作り方

手作りギターは、主に「ボディ」と「ネック」の2つの部分から構成されます。

  1. 型紙を作る(または直接描く):

    • ダンボールに、ギターのボディ(音の響く部分)とネック(弦が張られる細長い部分)を一体にした形を描きます。ボディはやや大きめの丸や四角、ネックは細長い棒状をイメージしてください。
    • または、新聞紙や不要な紙にギターの形を描き、型紙としてダンボールに写しても良いでしょう。
    • 全体の大きさは、ダンボールのサイズに合わせて調整してください。
  2. ダンボールをカットする:

    • 鉛筆で描いた線に沿って、カッターナイフまたはハサミで慎重にダンボールを切り抜きます。
    • カッターナイフを使用する場合は、必ずカッターマットの上で作業し、手を切らないよう十分注意してください。刃を少しずつ進めるようにすると安全です。
    • 同じ形に2枚〜3枚程度カットすると、厚みが出てしっかりとしたギターになります。
  3. ボディに輪ゴム用の切り込みを入れる:

    • 切り抜いたダンボールのボディ部分に、輪ゴムを引っ掛けるための切り込み(または穴)を入れます。
    • 切り込みは、ボディの端(ギターでいうブリッジとネックの付け根あたり)に、輪ゴムを通せるくらいの幅で複数箇所入れます。輪ゴムの本数と同じ数、またはそれ以上の切り込みを用意します。
    • 切り込みの代わりに、ボディの表裏に輪ゴムを通すための穴を開けても構いません。この穴を通して輪ゴムを裏側で結ぶなどの方法で固定します。今回は簡単な切り込み方式を推奨します。
  4. ダンボールを重ねて組み立てる(厚みを出す場合):

    • 手順2で複数枚カットした場合、これらを重ね合わせます。
    • 間にダンボール片を挟んで隙間を作り、音を響きやすくする工夫も可能です。この場合は、真ん中のダンボールのボディ部分を大きくくり抜いておくと、音がより反響しやすくなります。
    • 重ねたダンボールは、セロハンテープやガムテープでしっかりと固定します。
  5. 輪ゴムを張る:

    • 手順3で入れた切り込み(または穴)に輪ゴムを通し、ギターのネック側に向かって張ります。
    • 輪ゴムのもう一端は、ネックの先端や、ネックの付け根付近の切り込みに引っ掛けて固定します。ネック側にも輪ゴムを固定するための切り込みを入れておくと便利です。
    • 輪ゴムをぴんと張ることで、弾いたときに音が出るようになります。複数の輪ゴムを張ることで、異なる音色を楽しむことができます。
  6. 補強と飾り付け:

    • 輪ゴムを張る部分など、力がかかる箇所はテープで補強しておくと壊れにくくなります。
    • 最後に、絵の具やペン、マスキングテープ、シールなどを使って自由に飾り付けを行います。好きな色を塗ったり、模様を描いたり、オリジナルのデザインに仕上げてください。

完成イメージと遊び方

完成した手作りギターは、輪ゴムを指で弾くと「ポロン」といった素朴な音を奏でます。輪ゴムの太さや張り具合によって音の高さや響きが変わります。複数本の輪ゴムを張ることで、様々な音を組み合わせて簡単な演奏を楽しむことができます。

輪ゴムを強く弾くと大きな音、優しく弾くと小さな音が出ます。ネックの部分を押さえて輪ゴムを弾くと、音程が変わることも試してみてください。

コツやアレンジのヒント

注意点

まとめ

ダンボールと輪ゴムという手軽に入手できる材料で作る手作りギターは、簡単に音が出る面白さと、自由にデコレーションする楽しさを兼ね備えています。材料の意外な活用法としても興味深いアイデアです。ぜひ、身近にある材料を使って、オリジナルの音が出る楽器作りを楽しんでみてください。